つくるひとサプリ

欲しいものは自分で作る。毎日に”やってみよう”をちょい足しする、メイカーズ女子のサプリメント的ブログ。

自分自身の力で生きる自信と覚悟が、女の人生を豊かにする。

      2016/01/18

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不安を動機に、大事なことを決めてはいけない。

自分の足元がぐらついている時に決めた決断は、危うい。

自信がない時に、不安な感情を埋め合わせるために何かを決めると、大抵のことは失敗に終わる。

でも、皮肉なことに、人生で1、2を争う重大な決断であるというのに、結婚というものは不安になるほどしたくなるもんらしい。

確かに、1人で生きて行くことに不安があるから、誰かと一緒にいたいと願うのだろう。

もし、完全に自立してしまっていたら、わざわざけっこうなストレスのかかる他人との共同生活なんてしようと思わなくて当然なのかもしれない。

だけど、1人の他人と長く人間関係を続けて家族を作る、というのは、なかなかの苦労と努力を要する一大プロジェクトだ。そんなプロジェクトに、どこか相手任せな気持ちで臨んだらやっぱりダメなんだ。

挫折して0になった自分が、人生を練り直すまで。

結婚を決めた23歳の時、確かに私は生き迷っていた。(結婚したのは24の時だけど、結婚しようと決まったのは23の頃。)

心の中にずっと”ダンサーとして生きて行きたい”、という思いを抱えながら、そこに飛び込む勇気もなく大学まで進学した。大学4年生の春、このまま就職していいのか?と考えに考えて、これが最後のチャンスと世間の安全なレールから飛び降りた。

そうしてプロダンサーとしての見習い期間が始まったのだが、これが本当に体質に合わなかった。思えばそれが迷走の始まり。

競技ダンスのプロになった最初の頃、本気で私は世界の競技会で戦えるダンサーになるつもりでいたのだ。

でも、現実はだいぶ違っていて、それは私が思い描いていたような世界ではなかった。実際にやってみたら、その世界に魅力を感じなくなってしまった。

そして、ダンサーとしてトップになる!!という目標がなくなってしまい、私はまた0から人生プランを考え直す必要に迫られた

今の日本で新卒で就活をしていない人が普通に就職するのは不可能に近いし、かといっていきなり就職しないで生きていく方法も当時の私は知らなかった。

そんな時に颯爽と現れたのが、そう今の旦那。

会社を起業したばかりの彼は、当時のなんにもない私にとって、ものすごく輝いて見えた。

組織に属さず、自分の力で仕事を作る。

それが現実に取りうる選択肢として自分の中に浮かんだのは、彼に出会っていなければなかったことかもしれない。(そういう意味では、おかげさまで今の仕事があるから、本当に感謝しているのだけどね。)

ま、そこまではよかったんだけど、その仕事における尊敬の感情を、恋愛感情と一緒くたにして勢いで結婚までしてしまったのが、もしかしたら失敗の元だったのかもしれんなぁと今は思っていたりする。

なんだかんだ言って、当時の私は彼に頼っていた部分は多かったし、甘えていた。

彼と同じ船に乗っていたら、いつか自分の力では行けないようなところまで行けそうで、それはすっごく面白そうだった。

一度挫折して、それまで大事だったものが何にもなくなった自分が、情けなくて、無力で、どうしようもない気がして、なんとかそこから抜け出したかった。その逃げ道としてしまった部分は、恥ずかしながら少なからずあったんだろう。

当時の私の最大の誤算は、面白そうだと思った彼の船は、彼の舵取りで動いていて、当然ながら私の行きたいところに連れて行ってくれる客船ではなかったということ。そして自分が本来、他人の決めた行き先の船に大人しく乗っていられるような人間ではない、ということを私自身すっかり忘れていたことだった。

他人の世界に憧れず、確かな自分の世界を築くために。

時々、確固たる自分の世界を持っている人に惹かれる時期がある。

そういう時は、決まって自分の世界に自信がなかった。

揺るぎないものを持っている人はカッコいいし、魅力的だ。だけど、自分が確立している分他人を自分の世界に入れる余地がない人も多い。

彼らの世界には外側に強固な結界が張られていて、その中に入って世界を乱そうとするとたちまち追放されてしまう。

そういう人のそばにいようと思ったら、その人の世界を尊重して常に自分が譲らなきゃいけない。

それは一時的になら刺激的で楽しいのだけど、長くいるには、よっぽどその人に惚れ込んで全て譲っても構わないと思えなければ、疲れる。

仮に全て譲ることが苦じゃないとしても、全てを相手次第にしてしまうということは、依存的になりやすい。そしてどちらかだけが寄りかかっている依存したバランスは、何かちょっとしたきっかけで結局は崩れてしまうのだ。

自分で自分の船を漕いで進む女の人生は、きっと素晴らしい。

こんな歳にもなれば、たった1人では生きていけないことくらい、とっくにわかってる。

だけど、人の船に乗っかって人生という長く広い海を渡りきろうというのも、それはそれでかなり無謀だ。

本当は、孤高を貫くのでもなく、かといって誰かに寄りかかるのでもなく、上手に人と寄り添って生きていきたい

だけど、その前に私はそろそろ一度、強固な他人の船を降りて、自身の頼りない手漕ぎボートで海に漕ぎ出す必要がある。

幼い娘という重めの荷物を乗せての船出は、安心とはとても言いがたいけれども、だけど私ももう23歳の私じゃない。

出産を経た女は、否が応でも、強くなるのだ。

「あなたがいないと、生きて行けない」などという可愛げと引き換えに、自分自身で行き先を決めて、自分の力で進むための、揺るぎない自信と覚悟を手に入れる。そしてその自信と覚悟こそが、女の人生を豊かに生きるための最大の武器になる。

まだまだ力不足ではある。先立つものも何もない。

だけど、何よりも自分自身の心が、何かが始まる予感に震えて言うのだ。”Forever Go,永遠にそのままで行け”、ってね。

お荷物だった娘が、成長して頼もしいクルーになり、一緒に航海を楽しめる日もいつかきっと来る。

そして彼女がまた、自分自身の小さな船に乗って漕ぎ出すその時には、母とのひとときの航海を、楽しかったと懐かしんでくれたらいい。

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