さきはやすみます

やすみたいが口癖

脳科学者に聞いた、”成功する脳”の育て方。「失敗」で脳は進化する!

      2017/07/06

とあるご縁で、著名な脳科学者の黒川伊保子さんとお知り合いになり、以後とてもよくしていただいています。

黒川先生は脳科学についての著書をたくさん出されており私もいくつも読んでいるのですが、先日最新作のこちらの本を読みました。

脳科学的に、「上手くいく脳」とはどういうものか、それはどうしたら作られるのか。今までなんとなくこうしたらいいんじゃないかな、と無意識に行動していたことを、脳科学的にバッチリ解説してくれていて、なるほど!と膝を打つだけでなく、ここ最近人生が好調とは言えない私にとってとても勇気の出る内容でした。

上手くいかない、失敗だらけ、大いに結構です。心からそう思えますよ。ふふふ。

失敗が怖くて一歩が踏み出せない、

そんな方にぜひおすすめしたいのでご紹介します!

 

運命に従って、決断してきた。

何か大きな決断をする時、どの選択肢を選ぶか迷ったことはありますか?

大体の人の答えは、YESだと思います。

 

でも私、実はあんまりそうやって迷ったことがないのです。

もちろん決断する前は、あーだこーだいろんなことを考えるのですが、あるタイミングで、100%こっち!!っていうものが見える時があります。それが見えたら、ああ、こっちに行くんだな、と思って1mmも迷わず即座にそちらを選んで、今までやってきました。

だから、いつまでも悩んで決められない、という人が一体何に悩んでいるのか、わからなかった。

ある意味、私は「運命」を信じていて、こっちに行け!と言われるがままにいろんなことを決めて生きてきた感じがしています。

ただし運命と言っても、変えられないと悲観的になるような類いのものではなく、こちらが一番ワクワクするぞ!こっちにいった方が面白いぞ!と言われているような前向きな運命です。

もちろん、選んでみてからああこれは違ったな、失敗だな、っていうことがかなりの確率で出てくるのですが、選ぶ段階で迷いながら何かを決めたことはありません。

もし失敗しても、潔く「しゃーない!次!」ってできたのは選んだ時に迷いがなかったから。

そうやって選んでいると、一時はこれは違った、ダメだ、という段階に陥ることがあっても、来るべき時が来たらその経験を超えた新しいワクワクする出来事、というものに出会える。たかだか20数年ですが、経験としてそう感じていたので、何か決断するのに恐怖も全く感じなかったのです。

自分の脳を「勘がいい脳」に育てる。脳は、失敗したがっている!

この感覚をバッチリ解説してくれるものに今まで出会ったことがなかったのですが、この本を読んでああこれか!と思いました。

ちょっと引用しますね。

脳は、体験によって進化している。

失敗すれば、失敗に使われた脳の関連回路に電気信号が流れにくくなり、失敗する前より、失敗しにくい脳に変わるのだ。

逆に成功すれば、成功に使われた関連回路に電気信号が流れやすくなる。中でも、さまざまなかたちの成功に使われる本質的な回路は、使われる回数が多いので、特に優先順位が高くなる。これこそが、物事の本質を見抜く洞察力の回路に他ならない。超一流のプロたちが持つ力だ。彼らは、この回路を使って、「勝ち手」を瞬時に見抜く。この回路は、成功体験を積み重ねることによってつくられる。

しかしながら、成功体験を増やし、大切な回路に何度も信号を流して「本質の回路」に昇華させるためには、その前に、十分に、無駄な回路を切り捨てておく必要がある。

その無駄な回路を捨てる、成功への基本エクササイズこそが「失敗」なのだ。

この世のどんな失敗も、脳の成長のためにある。失敗の数が多いほど、そして、失敗の「取り返しのつかなさ」が深刻なほど、脳は研ぎ澄まされた直感を手にし、その脳の持ち主は輝かしいプロになり、しなやかな大人になる。したがって、「失敗」は、恐れる必要がない。

 

失敗で脳が進化する…?

はて?なんのこっちゃ、という感じですか?

これ私はすごく納得しました。

確かに良く考えると、成功している人というのはなぜだかわからないけど勘がいい。なぜだかわからないけど運がいい。そういうのってもう実感としてありますよね。どんなに普通の人が必死に頭をひねっても思いつけない、気づけないようなことを、いとも簡単に気づいて実行している人って世の中にいます。

それは生まれ持ってそういう才能を持っているからだ、その人が特別だからだ、と一般的には思われています。でも、それは違う。

その人たちは、数々の失敗を経て、自ら脳を進化させ、「直観力」を磨いてきた。だからもう脳みそのレベルで質が違うのです。そのレベルの脳に育て上げたら、自然に脳の直感に従っていれば何をしても上手くいくようになっているのでしょう。

もともと特別だったからではない。彼らが成功者になったのは、自分の脳を、最もパワーを発揮できる状態に変えていったからなのです。

潜在意識が、あなたの脳に最適な成功の道を示してくれる

 

ヒトの脳は、潜在意識に90%を超える脳神経回路を使い、顕在意識に使うのはわずか数%のそれ、と言われている。潜在意識の方がはるかに繊細に、かつ広範囲に、脳に必要な情報を収集してくる。

——

顕在意識が小賢しく描く未来よりも、ずっと自分の脳にあった縁と運を紡ぐ能力が、潜在意識にはあるのだ。

だから、顕在意識の夢、それも誰でも口にするようなステレオタイプな成功の夢で脳をロックしてはいけない。それは、全方位に動けるパラボラアンテナを、一方向に縛りつけるようなもの。

——

好奇心に駆られて無邪気に動いたとき、あるいは使命感と共に逆境に立たされたとき、脳は、その潜在能力を最大限に使い切る。

だから、英雄には「夢」なんてことばは要らない。

——

「夢」なんてことばは、それが万が一にしか手にできない人たちが使うことばだ。

「夢を持て」

「長期的な目標に向かって努力しろ」

「一つのことを一貫して極めるべし」

そんなようなことを、よく言われますね。最初に決めたものに向かって、一心不乱に努力するのが素晴らしいことだと。

でも、これ私はすっごく違和感がありました、ずっと。

だって、いきなりそんなものを頭をひねって考えたところで、自分に最適なものがわかるわけないじゃないですか。なのに世の中のことを全然何も知らない子供の頃から、人生の目標を決めなければならないかのように言われ続ける。

そんな風に夢や目標を決めたところで、目の前の小さな世界の中の、みーんなが思いつくようなありきたりなものしか浮かばないのなんて当然です。そしてみんなが思いつくようなことは当然競争も激しいですから、その道に入って成功できる確率なんてちょーーーー少なくなることなんて、当たり前にわかります。無理やり決めたその目標に、自分の適性がある確率だってごくわずか。

そうやって無理に夢を持てとかって煽られた結果、その夢が当然のごとく実現せず、結果自分には大した才能がない、競争に勝てないから無理だ、だから平凡な道を行くしかないんだ…と早いうちから諦めて行く人たち。周りにたくさん、います。本当に、本当に勿体無い!!

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というところで、黒川先生の言う潜在意識です。

そう、夢なんて、なくっていいんです。計画なんて立てても無駄。

好奇心のままに、脳が導くままに、行動してみる。とにかくちょっとでも気になったら、やってみる。そして盛大に失敗する。それを繰り返すことでしか、自分の才能を活かし、成功する(=幸せに楽しく充実感を持って生きる、だと私は思います)道を見つける方法はないのだと。

今までぼんやり、そんなようなことは考えていたのですが、うまく言葉にできずにいました。でも、これを読んで脳科学的にもそうなんだ!と思って確信しました。

すでにあなたの脳がこれだ!っと言ってどうしても離れない、誰になんと言われてもどうしてもそれをやらずにいられない、そういうものを見つけているのであれば、迷わずそれをやればいい。

 

でも、無理やり頭で考え出したうすぼんやりした夢だったら、いますぐ捨てるべし。

そのかわりに、自分の潜在意識が拾ってきた直観にもっと耳を傾けてみてください。「これは嫌だな」とか「こうだったらいいな」くらいのものでいいのです。「今日、会社行きたくないな」だったらそれを聞いて1日、会社なんて休んでしまえ!!

自分の脳の直観に素直に行動した結果、自分がどんな気持ちになるか。清々しいのか、罪悪感なのか。そのあと何をしたくなるか。そういう心の動きをきちんと観察できるようになるのが、まず第一歩だと思います。

長年そういう直感を無視してきた人は、自分の脳が出しているサインにものすごく鈍くなっている。まずはそれを取り戻すことが先決。

 

そして自分の声が聞けるようになったら、それに従ってとにかく怖くても行動することです。

「会社行きたくないな」がただ疲れてただけで1日休んだらやっぱり頑張ろうになることもあるかもしれないけど、どんなに体調が良くても毎日続くのならもうそれはあなたの脳に合っていない場所なんですよね。

もしそんな状態が続くようなら、きっと絶対に最初は失敗するのだけど、それでもとにかく辞めればいい、と私は思います。

そのあとも失敗し続けるかもしれない、今より悪くなるかもしれない、そんなことが怖いのだろうけど、そうやって中途半端に頭で考えすぎているうちは絶対にそこから抜け出すことはできません。

最初は失敗します。それは当たり前。それがなければ脳が育つことはないのだから。

でも、その失敗を繰り返して、その都度素直な自分の勘を信じて行動していれば、そう長く待たずとも、必ず道が開けます。そして一度その経験をすると、そのあとはどんどん、でかい失敗のあとにはさらに大きく、自分の人生がポジティブな方向に動いていくのがわかるようになるはずです。

一番最初が一番怖いのです。でもそれを超えると、本当に人生は面白い。ほんとです。現に私は、就職活動を辞めてプロダンサーになったあの時から、何度も失敗していて、とんでもなくいろいろやらかして、離婚までしたけれど、その度に何か不思議な力でご縁が繋がり、前よりも素晴らしい道が開けていっている実感があります。

楽しそうにワクワク生きている周りの人は、全てそうです。

最初の壁さえ越えられれば、こんなに素晴らしい人生ってないよ。

 

それでもやっぱり怖いという人は、ぜひ、「英雄の書」読んでみてください。

脳科学が、変わろうとするあなたの背中をきっと押してくれますよ!

 

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