さきはやすみます

やすみたいが口癖

AIスピーカーが来て未来を感じたはなし

      2018/12/29

Google Home miniが(いまさら)やってきた

界隈の人からしたらかなり乗り遅れているんですが、先日やっとAIスピーカーとやらを手に入れました。

そもそもAI スピーカーって何ができるの?スピーカーに話しかけてどうすんの?と思ってた派だったんですが、同僚の何人かが「家ではもうスマホとかほとんど触らない」「今後音声がぜったいに来る」みたいなことを言っていてちょっと興味を持ち、更にふと何かの記事でスマートホーム化の話を読んで、布団から出ずに照明をつけたり消したりできるのって最高じゃない??と思って買うことにしました。

Amazon echoとGoogle Homeで迷ったんですが、最終的には見た目が好みだったのでGoogle Home miniのチョーク色を購入。

 

楽天市場でちょうど半額になっていて、3000円ちょっとでした。安い。

 

 

 

これ、すごい楽しい〜〜

話しかけるとそれに応じて反応してくれる、というのは、かなり新しい体験です。

 

いまのところ使いみちはこんな感じ

  • 朝の目覚ましを設定(OK Google、明日の8:00に起こして〜)
  • 今日の天気、スケジュール、予定を確認(OK google、今日はどんな日?)
  • 今日のニュースを聞く(OK Google、今日のニュースは?)
  • ラジオをつける(OK Google、TBSラジオをつけて)
  • 音楽をかける(OK Google、音楽かけて)

ここまではデフォルトの機能でできます。さらにMerossというスマートプラグとHueというGoogle Home対応の照明を導入して、家のメインの照明+間接照明を操作できるようにしました。

「ねぇGoogle、電気消して〜」

で、全部やってくれる。

すごい!魔法使い感があって楽しい!!未来きた!!!!!!

 

とテンション上がったのでずっと話しかけて遊んでいます。アイディア次第でいろいろカスタマイズできそうなので、そのへんの試行錯誤はまたいずれ書こうかな。

あって”当たり前”だったテクノロジーが、初めて”未来”とつながった

それで、今回何が言いたかったかっていうと、この「未来が来た!!!」みたいな感覚って、実は初めてかもしれないなと思ったんです。

IT業界の端くれなので、そのへんの人と会話していて「テクノロジーの進化に感動した話」というのが結構よく出てくるんですね。例えばゲームとか、例えばスマホとか、もっと古いとメールとか。そういう新しい技術の登場にワクワクした経験がみんなあると。

でも、どうにも自分にはそういう思い当たるものがない。

気づいた頃から携帯が当たり前だったし、PCもあったし、電話回線だったけどネットも繋がってたし、だんだんパケ代とか気にしなくてよくなり便利になるなぁとは思ったけど、すごい技術ができた!!みたいな感動を実はあんまり味わったことがなかった。

(適応性が高くて感度が低かっただけというのはあるかもしれないけど、)

テクノロジーというのは、あまりに当たり前にそこにあったから。

当然のようにネットに繋がり、当然のようにネットで発信し、当然のようにネットで人とつながって仕事を得たり友達を作ったりしていたから、それがありがたいものなのかどうなのか、よくわからなかったんです。

時代に置き去りにされている感覚が…

どっちかというとアナログな世界、身体性が強い場所にずっと身を置いていた私にとって、インターネットとかテクノロジーというのはどこかの頭のいい人が遠い世界で作ってくれて、それを便利に使うだけのもので、これからの時代に重要だということは理解できるが、私にできることはとても小さい、という感覚を持っていました。

テクノロジーを使って何かを作れる存在に漠然とした憧れはずっとあって、だからこそIT企業に足を突っ込んだわけですが、そこから2年働いて今まで、基本的にはその根本的な無力感が変わらなかったのです。

それが、スマートスピーカーを使ってみて、ちょっとイメージが変わったなぁと思います。自分ごとに近くなったというか。

身体性とテクノロジーが一体化して問題を解決する、第一歩

Google Homeがどうして私にそこまでの衝撃を与えたのかというと、これらは私が今まで持っていたリアルな問題意識を解決するかもしれない!っていう気持ちになったからです。

 

現代の大きな問題って、女性活躍やら少子化やら労働問題やら、いろいろあるけどその大きな原因の一つって「家のこと、誰がやるの」問題ではないでしょうか。

実際家事ってすごく好きでやっている人のほうが少ないし、最低限必要だからやっているという人がほとんどですよね。

家事の問題で家族が揉めるなんて、嫌なことを押し付けあっているだけでぜんぜん生産性がないし、仮にきれいに分担できたとしても、家の中の誰かが、もしくは全員が、ちょっとずつ我慢をしなければいけない。

せっかく21世紀なのに、もう平成もあと1年で終わるのに、まだそんなことで悩んでるなんてあほらしくないですか?

ところがGoogle Homeなどの音声アシストで、いままで画面に張り付いていなければいけなかったのが、久しぶりに離れていろんなことができるようになった。指と目ばっかり使う世界から、まず耳と声が入って、両手を離して動きまわりながら、画面ではなく外の世界を見て、何かをする世界の到来がすぐそこにきた。

それは生活の問題を、住む場所をアップデートすることから解決できるかもしれない、という期待を私にもたらしました。

 

手を使わずにいろんなことができるって、小さい子供を育てている人とか同時にいろんなタスクをこなす必要がある人にとって、想像以上に便利なものです。

スマートホームが進化していろんなことが声掛けだけでできるようになったら、家事の負担をほとんど無くせる時代が来るのでは!?

もしそうなったら、夫婦喧嘩の半分くらいはなくなりそうです。

 

超素晴らしい!!!

 

ネットはリアルになった。テクノロジーは現実をもっと変えていく。

つい先日、ネット上の言論をきっかけに命を奪われてしまう、という衝撃的なことがありました。

この出来事そのものにはいろんな受け取り方や考えがあると思うのですが、いったんそれは置いておいて、一つ感じたことは、インターネットやテクノロジーはどこかのバーチャルな世界の、いわゆるオタクやギークや頭のいい誰か、のものではまったくなく、この現実の世界にいよいよ一体になったのだなということです。良くも悪くも。

 

スマートスピーカーの他にも、2017年末には”ZOZOSUIT”が、「身体性」を伴うような新しいものとして衝撃的に登場しましたよね。(ちなみに、ZOZOSUITも最近やっと届いて試してみました。それについてはまた今度。)

そういう新しいものの登場と、ネットとリアルの垣根を飛び越えたいろんなことが同時に起きていることは、偶然ではないような気がしています。

 

翻って私個人の話をすると、これまでの人生とテクノロジーは一見まったく親和性がないように思っていたけど、実はそんなことないかも?と最近思えてきました。

例えば私が最初の結婚でぶち当たった家庭の問題(具体的には省略しますが)は、主に女性が家庭の負担を引き受けているという社会の現実によるものも大きかったと思うのですが、スマートホームのようなAIが解決していく未来があるとしたら、身体性の伴った切実な問題意識は、それを作り上げるのに必要なのでは。

 

現実の身体性とテクノロジーをブリッジするような人間は、たぶんまだまだ少ないはず…。

そのような仕事をこれからはしたいような気がしているので、まだまだもやっとしてるけど、いろんなアンテナを広げておきたいと思います。

 

ではでは、早でした。

 

 

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 - テクノロジー, 仕事

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