さきはやすみます

やすみたいが口癖

情報は出し惜しみしない。全てをさらけ出しても、それでも残るものだけに価値がある。

      2017/07/06

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仕事をする上で、自分の専門についての知識をどこまでオープンにするか?というのは意見が分かれるところですよね。

「企業秘密」みたいなのがあるところも多いんでしょうか。企業での勤務経験が少ないので実際のところわかりませんが…。

 

私はかれこれ5年くらい、自分のダンスドレスの作り方についてブログで紹介してきました。

そのほとんど全ては独学で自分で発見していったやり方なのですが、公開することには特に抵抗もなく、むしろ作ってみたい人の役に立てば嬉しい!という気持ちでやっていました。

その経験から、昔はどうかわからないけど、今の時代は自分の持っている情報について秘密にするよりもオープンにみんなに共有したほうが得なんじゃないかなぁと思っています。その理由をまとめてみました。

 

ほとんどの情報がタダで手に入る時代。秘密にするほうが大変!

まず、今の時代ほとんどの情報はネットで検索すればタダで手に入ります。

もし、自分だけが自分の専門知識を秘密にしよう、独占しようとしても、同じようなことをやっている他の会社なり個人が発信しているかもしれません。今の時代に完全に情報を秘密にすることなんて不可能なんじゃないかと思います。隠すコストのほうが高いのではないでしょうか。

もちろん、そこしか知らない、本当のオリジナルな情報だったら秘密にする価値があるかもしれませんが、そんな特別なものを持っている人や組織はそう多くないはず。更に、大事にしていた技術も、ものすごいスピードで進化して陳腐化してしまうこともあります。

おそらく、自分が持っている情報そのものの価値というのは、相対的にすごく下がっています

それを必死に手元に持っていたところで、どれだけの利益になるでしょうか?

 

真似されるのは当たり前

でも、情報を公開しちゃったら真似されるんじゃ…??

って心配になりますよね。

もちろん、真似されることもあると思います。

でも、真似されるということはつまり、それが良いものだと認めてもらえたということです。悪いことばかりでもありません。みんなが真似したくなるような価値あるもの、素敵なものだということに誇りを持つべきです。

 

コピーに負けるようなら、そんなものに元々価値はない

偽物のコピー品をさも本物かのように売るのは、確かにいただけません。

でもそれはコピーをするほうのモラルの問題で、そんなものがもしあったらその時にしかるべき対応を取ればいいわけで、だから情報は公開しない、ということにはならないと思います。

では仮に、コピーがコピーであるということをきちんと示した上で、本物と並べて売られた時はどうでしょうか。

私は、そこでもしコピー品がお客さまに選ばれてしまうようなら、それはそこまでの価値でしかなかったのだ、と思います。

 

本物は簡単には真似できない

本当にいいものは、例え表面的に真似したとしても、その本質まで再現することは絶対にできません。

完璧に真似したようでも、どこかが違ってきます。その違いこそが、「本当の価値」だと思うのです。全部をさらけ出したとしても、最後に残るもの。その本質の部分がきちんとあれば、コピーに負けるようなことはないでしょう

例えば、私が作っているダンスのドレスは、デザインを真似しようと思えばいくらでも真似できます。

でも、結局同じように作ったとしても、作る人の感性、バランス感覚によって完成度にものすごい差が出てきます。その”差”こそが、大事にするべき価値であり、それを簡単には真似出来ないレベルに上げて行くことこそやるべきことです。

 

他にも、デザイナー家具なんかもその例ですよね。

本家のメーカーが作っている本物と、そのデザインで作られたリプロダクト品とでは、やはり完成度に大きな違いがあります。そしてその違いが時に10倍近い値段の差を生んでいるんですね。

安さを選んでリプロダクトを買う人もいるでしょう。それでも、本物の価値が揺らぐ訳ではありません。

むしろ、金額的に本物には手が届かないけれど、せめてリプロダクトでもいいから欲しい!という人の存在が、「憧れのデザイナー家具」としての本物の地位を確固たるものにしていると言えるでしょう。

 

役に立つ情報を公開することで「信頼」を得られる。

まずは知ってもらわないと始まらない

真似されたりするリスクを冒してまで、なんで情報を公開したほうがいいの??

というと、それは「信頼してもらうため」です

名の知れた大企業や既にブランドを確立しているのであれば、知ってもらっているのでお客さんは安心して買ってくれるでしょう。

でも我々のような小さな個人の場合、黙っていても事前にお客さんが知ってくれているなんてことは皆無です。

どんなものを買うときでも、それを売っているのはどこの誰でどんなものなのか、わからないものにお金を使いたくはないのが普通です。

だからこそ、どんなふうに作っているのか、素材はどんなものを使っていて、どんな人物が何を思って作業しているのか。そういうものが目に見えて分かるようにどんどん公開していかないと、誰の目にも留らないと思います。

 

役立つ情報を教えてくれた人を好きになるのが人間

また、一般の人が知らない、専門の情報というのは必ずそれを求めている人がいます。

インターネットで検索していて、たまたまひっかかったサイトがすごく自分にとって役立つ情報を詳しく解説してくれていたら、その情報を発信しているところにすごくいい印象を持ちませんか?

そういう小さいところから、信頼の種を蒔いていく。ケチケチと自分だけで抱え込むよりも、多くの人の為になるように気前よく与えたほうが最終的には自分に返ってくるのではないでしょうか。

 

あ、もちろん、その情報を公開することで他の人に迷惑をかけるような場合はその限りではありません。

好意で誰かが教えてくれたのをさも自分の手柄のようにそのまま公開したりとかはダメです。

あくまで自分の手と足で見つけたものの話しですよ、念のため。

 

もったいない、と言っているほうが、もったいない!

お金を払う上で人が一番嫌うのは

失敗する事。

金額ではないんですよ。
間違いない。信頼できるとわかっていれば高くても人はお金を出します

なので、晒す
商品、サービスの内容はとことん晒す。

お試し、フリー版などなど。
情報でも99%晒す。

そうすれば

残りの1%の為に人はお金を出すのですよ。

それが出来ない。
なぜか?

勿体ないから。

ただで晒すなんて!

売るのが苦手な人が出来ない2つのこと。/ENJIOUT

そういうことです。

もったいない!って思う方が、最終的にはもったいないことになっているかもしれませんよ。

 

ではでは、早でした。

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 note | 早《saki》

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